今回は、「【パチンコ懐かしい機種】デジパチ名機は保留連が激アツ!?~フィーバークィーンⅡ~」(三共)を紹介いたします。
同メーカーでは、同機の発表前よりもドラム式パチンコを数々発表していました。しかし、それ以上に記憶に残るメジャーなデジパチとなりました。それだけユーザーから支持され、現在でも数々のリメイクシリーズを経ても名機として受け継がれているには、必ず何らかの理由があることでしょうね。
現在は、レトロ台ゲームセンターの『ゲームセンタータンポポ』(東京都福生市)を中心に設置されていますね。
では、その原点である同機の詳しくみていきましょう!
それではどうぞ!
フィーバークィーンⅡ
まずは、同機の機種概要をまとめてみました。
続いて、今回の特徴もこんな感じでまとめてみました。
項目 | 内容 | |
筐体画像 | ||
メーカー | 三共 | |
登場時期 | 1993年 | |
仕様 | 現金機(連チャン機) | |
項目 | 項目 | 数値 |
スペック |
大当たり確率 | 1/254 |
大当たり出玉 | 約2,300発 | |
賞球 | 7&15 | |
連チャン率 | 28% | |
ー | ー | |
ー | ー |
特徴1 | ドラムの名機といわれる理由は? |
その1 | 人気のカギは「保留連チャン機」だった! |
その2 | 大きなドラムが繰り広げる●●●? |
特徴2 | 大当りとリーチを解剖してみると… |
その1 | リーチになっただけで大当りに近づくのかぁ~? |
その2 | 仕組みは●●●●方式を採用していた!しかし… |
特徴3 | その他のフィーバークィーンⅡの魅力など… |
その1 | その後のリメイクシリーズもロングラン! |
その2 | クィーンシリーズには、こんなモノも? |
特徴1:ドラムの名機といわれる理由は?
ここ最近のデジパチは、とかく液晶ばかりです。しかしひと昔前のパチンコ機って、ドラム式がメインでした。
しかも、同社のデジパチの冠名称として一世を風靡したのは、1980年発表の『フィーバー』だったわけです。当時は小さいドラムだったのですが、今回の同機辺りから徐々に大きくなりました。元々は、同機発表前の『フィーバーキングⅡ』の後継機でした。
さて、同機はどのように人気を得てきたのでしょうか?
その1 人気のカギは「保留連チャン機」だった!
何といっても、同機が発表された1993年頃はまさに「連チャン機」の全盛期でした。
連チャンといっても主に2通りあり、保留連チャンと数珠連チャンにほぼ分けられます。同機は「保留連チャン」に分類されます。保留ランプ4つ全てにチャンスは存在して、連チャン率は最低でも18%、最高で28%まで幅がありました。特に、連チャンを促進させる打法(攻略法)が無かったと記憶しています。
大当り終了後は、手を合わせて祈るしかなかったのですよね!
その2 大きなドラムが繰り広げる●●●?
先程も述べましたが、同機は『キングⅡ』の後継機でした。どちらもいえる特徴のひとつに「ドラム」の大きさを挙げることができるでしょうか。『クィーンⅡ』の場合は、絵柄がトランプのモチーフにしていました。機種名からも伺えます。
特に、同機で興奮したのが「リーチ」なのかもしれません。それも、リーチ中の効果音が重要だったのかもしれません。特段のリーチアクションは無かったものの、その効果音が見事なまでにも調和していた感じで、大当りが近づくだけでも大興奮していたことを覚えています。
また、大当り直後の効果音「ギュイーン‼」が耳に残る印象がありました。さらには、赤7と青7絵柄はダブルリーチに絡む場合もありました。ダブルリーチになれば、大当りの興奮度も上がっていました。
特徴2:大当りとリーチを解剖してみると?
通常のデジパチにおけるプログラムで、リーチは演出なだけなのですが、同機においては大当りを判定するプログラムがかなり独特でした!もっと申し上げると、同機はリーチが大当りと密接に関係があったのです。
その1 リーチになっただけで大当りに近づくのかぁ~?
では、大当りまでのシステムを説明しましょう。
流れ | 内容 |
1 | 左右停止絵柄の出目を作成、それがリーチになる場合に「0~22コマ」の抽選用カウンターを用いて、中絵柄出目を決定。 |
2 | リーチになれば1/23の確率で大当りが期待できる。 |
3 | 赤7や青7の絡む「ダブルリーチ」ならば、確率が「2/23」となるために期待度が倍に跳ね上がってしまう! |
つまり、リーチになったら他のデジパチよりも熱かったわけなのですね!さらには、回転中にリーチがかかるか見抜くこともできました。
その2 仕組みは●●●方式を採用していた!しかし…
同機の連チャンシステムは「書き換え方式」を採用していました。大当り終了後に、約2/3の確率で保留玉を書き換えるものでした。しかし、必ずしも書き換えても連チャンが発生するとは限りませんでした。
実は、書き換えが発生しても大当りにならないパターンもありました。それは、「上段ACE」、「下段FEVER」、「右下がりJACK」、「右上がりJOKER」です。
項目 | 書き換えても大当たりならないパターン |
1 | 上段ACE |
2 | 下段FEVER |
3 | 右下がりJACK |
4 | 右上がりJOKER |
上記4パターンで大当りすると、直後の保留連チャンが発生しにくかったのです。どうやら、中リール出目の数値判定のためみたいです。
特徴その3:その他のフィーバークィーンⅡの魅力など…
その他ですが、『フィーバークイーンⅡ』の話題に触れてみましょう!
こんな話題、ご存じでしたかぁ?
その1 その後のリメイクシリーズもロングラン!
同機がデジパチの市民権を得たわけですが、その後もリメイク版として同シリーズが数々発表されてきました。調べてみると、パチンコ機としては延べ10シリーズ近くも発表されていました。「クィーンシリーズ」とはいえ液晶デジパチになったり、未来っぽいクィーンに生まれ変わったりしていました。
中でも甘デジでしたが、初代同機の絵柄や音源を忠実に再現した正統後継機だった、2014年発表の『CRフィーバークィーンⅡ』は設置期限のまる6年間をきっちり使い切るほどにロングランヒット機種となりました。
無駄なゲーム性や予告やリーチを搭載せず、その邪魔にならない程度のチャンス目やバウンドストップなどに留めたところも、新要素としてユーザーは受け入れてくれたことでしょう。
現在でも、P機として『PフィーバークィーンⅡ』として、同じようにゲーム性を継承しつつ、根強く残っていますよね!
その2 クィーンシリーズには、こんなモノも?
先程は正統的な「クィーンシリーズ」を紹介しましたが、シリーズはシリーズでもちょっと味変している「クィーンシリーズ」も中にはありました。
パチンコ機ですが、同機の同じ時期にセカンドメーカーの「大同(現・ビスティ)」から発表された『フィーバークィーンDⅠ』(以下、DⅠ)がありました。
画像 | 機種名 |
フィーバークィーンDⅠ |
プログラムなどの中身はほぼ同じ感じでしたが、回転変動中やリーチ中の音源、盤面デザインや絵柄などに変更点があり、ゲージやドラム形状に変更点がありませんでした。しかし、設置店が極端に少なかったので、当時打ったことのある人はレアな体験だったのでしょう。
他に、何と『フィーバークィーンⅡ』のパチスロ機も過去に2機種発表されていました。記憶に新しいのが、2019年にビスティから発表になった『パチスロフィーバークィーンⅡ』でしょうか。さらにその前には2013年に初代が登場。メインドラム(リール)の上にさらに同機パチンコのクィーンのドラムが配置されていました。
画像 | 機種名 | 登場時期 |
フィーバークィーンⅠ | 2013年 | |
画像 | 機種名 | 登場時期 |
フィーバークィーンⅡ | 2019年 |
しかし上部ドラムは演出用でしたので、ざんねんながらパチスロでの市民権は無かった様子でしたね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、「【パチンコ懐かしい機種】デジパチ名機は保留連が激アツ!?~フィーバークィーンⅡ~」をご紹介させていただきました。
直近のCR機にしてもP機にしても、『フィーバークィーンⅡ』はシンプルで心地よいリズムの音源や、程よい連チャンもあってユーザーの高い支持を得てきました。
ただし個人的に、直近発表した『PフィーバークィーンRUSH』とは同機のシリーズとはいうものの、ちょっとクィーンの仲間のようで仲間で無い感じがしてしまいますね?
複雑な予告やリーチの液晶デジパチに疲れたユーザーは、意外にもシンプルなドラム式パチンコに戻って来るものなんですよね? 今後も同機のシリーズは不滅で、忘れた頃に発表されていく感じではないでしょうか。
レトロ台ゲームセンターなどで、ぜひとも体感していただきたいです‼
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
(作成者:四本コーヒー店.)
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