【パチスロ】スロ専門店が倒産！？ゲーセン化が危険な3つの理由を解説！？

管理人のbanです。

今回は、「【パチスロ】スロ専門店が倒産！？ゲーセン化が危険な3つの理由を解説！？」をご紹介させて頂きます。

スロ専門店がゲーセン化したら倒産する！？

https://www.marimo0925.net/pachislot-natsukashiikisyu-neopra-ban/

それではどうぞ

※本記事は、業界に良くなってほしいという思いからの、管理人の独断と偏見での記事内容となります。

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スロ専門店がゲーセン化したら危険な3つの理由を解説！？
ゲーセン化のメリットがでるホールは「100台以下の小店舗」
まとめ

スロ専門店がゲーセン化したら危険な3つの理由を解説！？

人気ブロガーのわしょうさんの記事にて、興味深い記事がありましたので、元スロプロで、ゲーセンでもよくパチスロ打ってる管理人としては、実際にどうなのかロジック的に分析して、さらにTwitter仲間である「ディノさん(元ガチプロ)」、「組長さん(業界人)」、「元管理人Hさん(ホール店長)」と討論した内容をまとめたものになります。

Twitterアカウントはこちら

ディノさん：@dhinovader159

組長さん：@joh1hzs

元管理人Hさん：@Moto_KanrininH

結論から言うと「スロ専門店がゲーセン化したら危険」です。

今はスロ専の営業が厳しすぎてゲームセンターへの鞍替えを検討しているお店もあるようです。やっぱパチンコがないと相当厳しいでしょうねぇ🙄https://t.co/cgdAYv7HFT

— わしょう@ぱっすろたいむ (@washo613) July 1, 2022

実際、6号機になって、1台あたりの台粗利は下がってきていることは事実ですが、経営難かというと、そうではないホールさんもあることから、ぜんぶのスロ専門店さんがそうではないということを理解いただくうえで本記事を作成しました。

スロ専門店がゲーセン化したら危険な理由1「売上額」

ゲーセン化したらスロ専門店が倒産する理由1は、「売上額」です。冒頭の記事では、この話をする場合には、「売上額」が重要なポイントになります。

売上額が重要な理由は、以下2つあります。簡単に言えば、売上額は外部から見た時の「信用」です。売上額が小さいと、外部から見られた時の信用が小さく、売上額が大きいと、外部から見られた時の信用が大きくなります。

項目	内容
売上額が重要な理由1	多くのキャッシュを手元に残している可能性が高く見られる
売上額が重要な理由2	金融機関からの融資を受けやすい

もちろん利益額も重要ですが、仮にスロ専門店がゲーセン化して、売上額が小さくなった場合、外部からの信用が小さくなります。その結果、金融機関からの融資を受けにくい会社になります。

イメージが湧きにくい方の為に、一例を挙げます。

ある時、急な法改正により現行機種が使えなくなりました。大量の台入替が必要になり、すべての台入替には数千万円という大きなお金が必要です。いま手持ちのキャッシュでは、足りない状態です。

この時、一般的な企業の動き方としては、金融機関から融資を受ける動きをとりますが、売り上げが大きい(＝信用がある)会社は、金融機関から融資をすぐに受けることができますが、売り上げが小さい(＝信用が)会社は、金融機関から融資をすぐに受けることができません。理由はシンプルに「売上額(＝信用)」です。

金融機関は、売上額＝信用できる、投資する価値があるかを判断基準としてもっています、そういった点で売上額が小さくなるということは、大きなリスクにつながります。

あくまで一例です、すぐに融資を受けられた時と、受けられなかった時では、その後以下のような状況になり、最悪は倒産することになってしまいます。

項目	融資受けられたホール	融資受けれなかったホール
未稼働期間	1か月間	5か月間
未稼働時期の売上回収期間	12か月	60か月
社員の給料	支払える	支払えない
固定費(光熱・電気・賃貸)	支払える	支払えない

そうした背景から、スロ専門店がゲーセン化させた場合、売上額がいまよりも下がると、金融機関から融資してもらえなくなるリスクが高くなるため、倒産する可能性が高くなります。

ちなみに、売上額を上げるためには、単価設定を変更するか、来場者数を増やすかの2択となりますが、競合との差別化ができていれば、単価設定の変更は有りですが、差別化できていない場合には、単価設定を変更すると客離れしてしまうリスクがあります。そこで、来場者数を増やす作戦をとりたいところですが、このゲームセンター市場は、娯楽の多様化によって、売上が細分化されており、さらには、大手企業(ラ〇ン〇ワンなど)が、ほとんどの顧客を確保しているという状況から、小さい企業がゲーセン化するだけでは、来場人数を増やすことは難しいのが現状です。

スロ専門店がゲーセン化したら危険な理由2「人件費」

ゲーセン化したらスロ専門店が倒産する理由2は、「人件費」です。冒頭の記事では、この話をする場合には、「人件費」も重要なポイントになります。

ホール規模にもよりますが、100台～150台のホールさんであれば、少なくても人員は4～5人はいます。大きいホールさんであれば、10人、20人、もっと多いホールさんなら50人と社員さんはいます。そこには必ず社員さんのお給料＝人件費が毎月発生します。

その社員さんのお給料を補えるだけの売上額、利益額がゲーセン化で挙げられるかが問題です。スロ専門店が、設置台数150台をゲーセン化した場合の売上を、ざっくり計算すると、1,200,000円～1,800,000円程度になります。1か月の売上計算(簡易版)は以下となります。

1人単価	平均来店者数	1か月	合計
2000円	20	30日	1,200,000円
3000円	20	30日	1,800,000円

ここから、固定費(電気・光熱費・賃貸)、メンテナンス費を、仮に600,000円かかったとして、残りの利益額は以下となります。

月の売上額	月の固定費・メンテナンス費	残り利益額
1,200,000円	600,000円	＋600,000円
1,800,000円	600,000円	＋1,200,000円

はい、社員さんのお給料を引いたらどうなるでしょう。そうです。1人雇えるかどうかというレベルなんです。もちろん、固定費をもっと抑えれば、もう少し利益額を増やすことはできますが、社員さんの人数が10人規模になったら、間違いなく、売上額も利益額も足りません。

こうした計算から、スロ専門店がゲーセン化させた場合、人件費だけでも利益を相当食われるため、倒産する可能性が高くなります。(＝人員が多い会社ほど、大きな固定費がかかる)

スロ専門店がゲーセン化したら危険な理由1「メンテナンス」

ゲーセン化したらスロ専門店が倒産する理由3は、「メンテナンス」です。「メンテナンス費用」も地味に費用がかかります。

倒産する理由2で解説した「人件費」を大幅に削減することが、ゲーセン化することのメリットに繋がるものの、ホールで使っていたパチスロ台をそのまま使おうと思うと、以下の手間がかかるため、人件費が思ったほど削減することができません。

項目	内容
手間がかかる内容1	コイン補給
手間がかかる内容2	ホッパーエラー
手間がかかる内容3	ジェットカウンターでコインを流す

これを無くすために、パチスロ台すべてを「メダルレス化」にすることが解決策になりますが、パチスロ内部の基盤をメダルレス仕様の基盤に入れ替える必要がある為、1台あたりおおよそ50,000円程度の費用がかかります。したがって、150台あれば、50,000円×150台＝7,500,000円の初期費用がかかり、その後運用していくなかで新台購入するごとに50,000円が必ず費用がかかるようになります。

あとは、古い機種などの場合には、部品が壊れることもあるため、部品の取り寄せ、もしくは、部品を購入して、取り付けるなどの作業が発生するため、部品購入費なども発生することになりますし、メンテナンスできる人員は必ず必要になります。

こうした内容から、スロ専門店がゲーセン化させた場合、メダルレス化する為の初期費用が必要になることと、メンテナンス用の部品費、メンテナンスできる人件費は必ず必要となる為、キャッシュに余裕がないと、倒産する可能性が高くなります。(＝人員が多い会社ほど、大きな固定費がかかる)

ゲーセン化のメリットがでるホールは「100台以下の小店舗」

ここまでは、スロ専門店がゲーセン化した場合の危険性について、解説してきましたが、すべてのホールさんが危険になる訳ではありません。むしろゲーセン化するほうがメリットのあるホールさんも存在します。

ズバリ、ゲーセン化するほうがメリットのあるホールさんは「設置台数が100台以下の小店舗」です。さらに細かく伝えると、以下の条件が該当すると、よりゲーセン化するメリットが強まります。

項目	内容
条件1	月平均の稼働率が20％以下
条件2	土地代、建物代がかかっていない(自分の所有物件)
条件3	社員は家族のみ(外部で雇っていない)
条件4	新台はほとんど買っていない