管理人のbanです。
今回は、「【パチスロ時事ネタ】ハウスルールは絶対!?専業兼業の出禁問題ポイントは「許容」!」をご紹介させて頂きます。
フリーライターJoH1が専業・兼業の出禁討論をブッタ斬る!?
それではどうぞ
専業・兼業の区分と問題の本質
お初にお目に掛かります。JoH1(ジョーイチ)と申します。スポット的に出役や書き物などをさせて頂いた経験はあるものの、業界関係者でもない、しがない いちパチンコ・パチスロ好きです。
そんな人間の、所謂お気持ち表明的なものではありますが、読んで下さる方々に多少なりとも響くものになれば…と思います。
では、よろしくお願いします。
まず最初に、専業・兼業というものの区分をしっかりと付けないまま話を進めることや、この話題に限って言うなら誰に向けて…という主語をはっきりさせないことがそもそもの混乱の元で、自称専業・プロの中でも、
NO | 区分 |
1 | 1人で動く。他人の情報に頼らず、自分で考察や精査などができる。 |
2 | 少人数で動く。①の能力のある人が、ゆるくまたはしっかりと連携。 |
3 | 複数人で動く、所謂軍団。①が出来る人を親に、人海戦術で収支を上げる。 |
など、本来であれば同列に語れない。さらに、昨今の情報価値の低下により、自分で考察・精査が出来なくとも、noteその他で安易に「勝つのに優位な情報」が手に入る為、専業気取り・にわかプロも含まれる。
兼業にしても、「パチンコ・パチスロの収支がプラスである」という一点で括った話では扱いきれないほど、グラデーションのあるものだと思う。例えば、専業①の能力があり本職を持っている人と、他所から仕入れた情報だけを頼りに期待値を追っている(つもりになっている)人は、結果として収支がプラスであってもまったくの別物である。
また、店舗の滞在時間や動き方などで、店や一般客に与える印象も、それに伴う感情もまるで変わってくる。そして、これらをすべてひとまとめにして、「期待値稼働をする人を排除しようとする店舗はクソだ」と論ずるから、おかしな話になるのである。
なので、議論や問題提起をするのであれば、お店(ひいては一般客)の嫌がる・害になる層はどこなのか、誰に向けての警告だったのかを正しく理解してから…の話なのではないかと、僕は思う。
だからこの記事では、僕なりの独断と偏見を持って定義付けて話題を進める。僕の考えでは、この話題・問題の焦点は、自分の利益のみを追求し、程度を知らず、他者に配慮出来ない大人未満の人を、自店の利益確保の為の自衛として排斥すると事前警告しているだと思っている。
口悪く噛み砕いて言えば、手前のことしか考えられない我儘なクソガキは、大人の社交場に相応しくない客未満、他の真っ当なお客様の迷惑になるから来ないでね
ということだ。逆に言えば、勝っていようが負けていようが、良識のある大人の精神性を持ってさえいればそれで良い…となる。
つまり、期待値稼働をしてるから…とか、勝ってる人は客じゃない…とか、そういった話ではない。期待値稼働云々と、そこに噛みついている様子は正直噴飯ものだ。思考や行動が足りていない、我が振りを省みることも出来ないお子様の相手をするのは、お店にとって時間も金も無駄だし、そんな余裕はもう無いと言っているに過ぎない。
こういったことは、パチンコパチスロ産業に限らず、社会全般にも言えることで、例えば(間違った意味での)クレーマーやモンスターペアレント、右だ左だの無理筋無理通しなどといった場面でも、多々目にする。
それらに目を瞑り、クレームやネットでの悪評の流布に怯え、なぁなぁにそして間違った「お客様は神様です」を受け入れて、「今」を作ってしまったお店や社会に問題がないとは勿論言わない。自業自得と言ってしまうと身も蓋もないが、事実としてその非難は甘んじて受け入れて欲しい。
だが、「世の中そうだから」「今までそうだったんだから」ではやり過ごせないところまで来ているからこそ、自衛・自浄として警告・出禁が行われるようになったのだ、と僕は思っている。
お店の当然の権利として「来店者の選別」をやろうということになったのだと。
「客」の選別ではない。お店に来る人を、「客」と「客未満」に選別しようという話である。
ハウスルールというもの
これに関して言えば、本来なら僕が語るようなことではなかったりする。そう言ってしまうと、そもこの記事全般に言えることでもあるのだが、そこには目を瞑って読んでいただけるとありがたい。
まず、このハウスルールというものは、「他人からとやかく言われるようなものではない」のが大前提である、というのが僕の認識。法の範囲内なのであれば、お店のルールに従うのが当たり前、疑問や反論の余地は無いものだと思っている。
この話をするときによく例として使うのが、ドレスコードのあるお店なのだが、フォーマルな服装との規定のあるお店に、ノーネクタイTシャツハーフパンツで来店した人が「入れないのは不当だ横暴だ、こちとら客だぞ」と騒いでる様子を目にした時に、どんな感想を抱くだろうか?おかしなことを言っているのはどちらだと感じるだろうか?
僕には、この自称客が、お店の提示しているルールを理解せず、自分の都合だけで世の中を捻じ曲げようとしているようにしか見えない。
そも、ドレスコードというルールに対する僕の解釈は、「接客や料理の質・値段、お店の雰囲気が一定以上である」証であり、またそれに見合う来店者を選別する物差しの1つだと思っている。(勿論、例外もあるが)
そして、来店したいと思うのは自由であり、そこに何の偏見も差別もない。ただフォーマルな服装という1つの基準をクリアさえすれば、客の資格は得れる。後は必要な対価を払える財力があるかないかだけだ。
逆を言えば、フォーマルな服装にするというルールすら守れない人は客ですらない、ただただ店の雰囲気・イメージを壊す厄介者でしかない。突っ込んで言えば、そんなルールすら理解出来ない阿呆は、店内の雰囲気も壊すに違いないと考えるだろうし、そうなったら他の客の「お店の雰囲気も込みで払った代金」に見合うものが用意できないという損失・不満にも繋がる…というところまで考えは及ぶ。だから店内には入れないし、客とも認識しないのである。
飲食とパチンコパチスロ(ギャンブル)は別だという意見に対しては、こちらの一連のツイートを例に出したい。
ポーカーのルールについての引用リツイートを見てたら、レクリエーショナルな部分を尊重する以前にお金の奪い合いなんだからシビアにするのは当然という意見があった。
— ihou (@ihou_ev) May 10, 2023
中でも
マカオでプレイしていた時、ハウスから専業プレイヤー全体に警告があった。
「君たちは客じゃない。来てもらわなくても構わない。プロならプロらしい振る舞いをしろ」
そのような内容だった。ハウスは専業を客としてみてはいない。
レクリエーショナルプレイヤーこそが客だ。— ihou (@ihou_ev) May 10, 2023
こちらの文章がすべてなのではないかと。
先に来店者を、客と客未満という区分で書いたが、来店する人をすべて客だという論ならば、店には客を選ぶ権利が当然としてある、と僕は思うのだ。お店のクオリティ、そしてきちんとルールを守り節度を持って利用している客の、権利と利益を守ること。金銭的なものだけでなく、ここまでがお店にとっての利益であり義務なのだ。だから、それを損なう恐れのあるものを排除しようとするのは、当然のことだと思うのだ。
そして、パチンコ屋に取っての当然の権利の行使が、所謂出禁というものなのではないかと、僕は考えている。
出禁になる理由
ここまで辛抱強く読んで下さった方なら、僕の考える出禁などになる理由というのは、何となくでも予想出来るだろうか。
結論から先に言うと、考え足らずで無遠慮・無配慮・自己中心的だから。
これだけだ。程度を知らず際限無く、お店や他の客の迷惑も考えずにやるから、煙たがられるのである。
世に溢れている情報通り、パチンコ・パチスロは条件が整い時間を掛ければ勝てるものだと僕は思っている。殊更に言うようなことでもないが、僕自身もここ10年ほどの収支としてはプラスだ。そして、遊技(戯)であるとともに、ギャンブルであるというのも歴とした事実であり、ギャンブルである以上は勝つ努力をする事は、客として当然のことでもある。
例えばこれが、客同士のやり取りをするものだったなら、勝つ可能性の高いやり方を知っている者が有利であるし、それに対して文句を言う方がおかしいと僕も思う。勝ちたいのであれば、真剣にやれと。差が付くのは当然であり、勝つ努力をした人の味方をしたい。
そして、イカサマでもしていない限りは、出禁などになることは、そうは無いだろう。遊べなくなる事があるとするなら、ひたすらに勝つことを続けて、勝負に応じてくれる相手がいなくなることくらいか。金のやり取りにしても、遊戯者間で完結するし、場の提供者は、所謂場代で儲ければそれで済む。それにしても、勿論トラブルがないとは言わないが、そこは別の話になるので、これ以上は言及はしない。
しかし、パチンコ・パチスロという遊びの相手は、客同士のそれではなくパチンコ屋なのだ。胴元と客、親と子が行うやり取りである。単純な客同士のそれとは別物なのだ。
ここで少し話が逸れるが、カウンティングという言葉をご存知だろうか?僕自身その方面に明るいわけではないので詳しくは説明できないのだが、カジノのカードゲーム、主にブラックジャックなどで絶大な効果のある、所謂必勝法的なもの…らしいなのだが。
この技術、ざっと調べた限りでは、どのカジノでも禁止行為、発覚したら出禁対象となっているらしい。違法ではない、イカサマではない行為なのに、胴元が損をする、客側が有利過ぎる技術は禁止なのだ。
どれだけゴネようと、例えば裁判沙汰に持っていったとしても、胴元側が不法行為やイカサマをしていない限りは突っぱねられる。そのくらい、胴元と客の立場は対等ではないというのが、一般的な常識・認識としてある。
胴元の言う事は絶対、そのルールの中で遊べないならわざわざ来てもらわなくて結構。これが普通のことなのだそうだ。
またこれ以外にも、客同士での暗黙の了解、マナーを守れない人に対しても、店側が追い出しを行うらしい。客間でも、良識のないものとは遊べない、場の空気を読めないものは追い出そうというのが普通のことなのだそうだ。
さて、話を本筋に戻すのだが、先の話をパチンコ・パチスロ産業に落とし込むとどうだろうか?一人勝ちを目論み、勝つためには「何でも」やろうとし、排斥されそうになると胴元に噛みついて自分を正当化しようとする者。彼らの言い分が罷り通る余地があるだろうか?
僕には無理筋の、ただの我儘だとしか思えない。玩具屋の前で欲しい物を買ってもらえず、床を転げ回っているガキにしか見えない。親が甘やかさない限りは、そんなものが通らないのは「普通」のことなのだ。
勿論、最初の項でも書いたように、今までその我儘を放置し増長させ続けてきたお店や社会世論に、問題がなかったとは言わない。教育されていない子供に、急に道理を理解して弁えろと言ったところで通じないのだから、反発の一つもするだろう。今まで出来ていた、自分に都合の良い事が出来なくなるのだから。我慢などした事がないのなら当然だ。
しかし、かなり遅まきながら…とは思うが、その問題と向き合い、根気よく教育していこうと決めた店舗に対して、僕はエールを送りたいと思う。時間はかかるかもしれないし、志半ばで立ち行かなくなるリスクもあるだろう。でも、そういった問題を越えて、ゆくゆくはお店・客同志の「産業全体の普通」を、作り直していって欲しいし、今その一歩を踏み出しているお店に続く流れがあって欲しいと願っている。
閑話休題。
繰り返しになるが、考え足らずで無遠慮・無配慮・自己中心的だから警告され出禁になる。裏を返せば、お店のルールや周りを見渡し、己を顧みればそうならないのだ。自分本位は巡り巡って自分の不利益になるのだから、いつまでも他責にせずきちんと向き合うことが、答えにつながるのだと思う。
さて、では最後に。
自称専業たちは今後どうなるだろう、どうしていった方が良いのだろう…ということを考えてみようと思う。
4.共存ではなく許容
生き残りや共存といった形で語られるこれからの自称専業・兼業の未来だが、僕はお店が許容するかしないかといった表現の方がしっくりくる。
お店があくまでも主体であり、選択権はお店にしかないのが大前提。その前提ありきで、後はお店のルールの中で動けるのか否か。これだけの話だ。
未来・今後の話をするときによく出る「今の専業・兼業を切っても、後からまた同じような人が出てくるんだから」という論調はお門違いのピントのズレたもので、何故かこれに一理あるという反応が出るのか不思議に思っている。
- 今、目の前にある不利益を排除すること
- 排除した後に発生する問題
この2つは、まったく別問題なのだ。条件の違う話題を同じ軸で話そうとするから返答に困るのであって、付き合うだけ無駄だと切り捨ててしまえばそれで済む話だと僕は思う。排除した先の問題は、お店が考えることであって、今いる彼らを切らない理由にはならない。手前らが口を挟む事じゃないの一言だ。
逆に、店側から出る「こんなこと続けてるなら働いて社会に貢献しろ」という論調にも違和感を覚える。パチンコ・パチスロをやることと、働く働かないの話は別問題だ。他人の人生の選択にケチを付ければ、そりゃあ反発もしよう。その問題は彼らが考えることだ。店側の不利益と関係ない話題で詰めるのは、正直に言って卑怯だと思う。
どちらも、話題の整理整頓が出来ていないまま、平行線の話を延々と繰り返しているように僕には見える。
もっとシンプルに、
項目 | 内容 |
店側 | ハウスルールに従えないものは客と見做さず出禁にすると言えばいい |
客側 | 出禁になりたくないならルールを守る、そうでないなら止める |
という2択を考えればいい。
またここで、これからも続けるにあたって、ハウスルール的にどこまでならやっても大丈夫かの確認を…などと言っている時点で専業・プロを名乗る資格はないと僕は思う。プロフェッショナルを名乗るなら、そこまで考えられてこそではないか。自分の所作が、店や他人にどう見えるか、どう思われるかに配慮することも「プロの技術の内」なのだから。
小手先の技術や知識があればプロなんじゃない。勝っているから偉いなんてとんでもない。自分の立ち位置がしっかり見えていて、どういう理由で店に「いさせてもらっているか」を理解できているのが、僕の考えるこれから先も続けていける人だと思うのだ。
店側も店側で、抱える問題は山積し、今を守ることの優先順位が高いのだろうが、守ることで事態が好転する事など、今の状況ではまずないだろうなと僕は思う。踏み止まって惰性で死ぬか。先を見据えて転覆覚悟で進むか。
自店・自社だけでない、先につながる選択をしてくれることを望む。そして、自分たちが強い立場なのだということを自覚し、分別のない輩に毅然とした態度と覚悟で臨んで欲しいと思う。
以上が、僕の考えるこの問題に対する解である。
さいごに
自分の論が正しいだとは決して言わない。理想論だけで、現場の現実が見えていないと言われれば、反論の余地もないのかもしれない。
今現在何者でもなく、業界のいろはのいも知らない僕が御託をダラダラと述べた事に、各所から反発があるだろう。しかしそれは、門外漢のお気持ち表明に対しての当然のものとして、それらをしっかりと受け止めさせていただくことを誓い、この文を締めさせていただこうと思う。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ライター:組長JoH1@hz+(@joh1hzs)
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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