管理人のbanです。
今回は、「【パチスロ】元スロプロが語る!メダルレスパチスロのメリット、デメリット徹底解説!」をご紹介させて頂きます。
メダルレスパチスロは、誰のためにメリットのために開発されたのか。
メリット、デメリットを整理したら見えてきた!?
それではどうぞ
メダルレスパチスロとは「メダルいらないパチスロの事」
メダルレス遊技機とは、そのままの意味で「メダル無しで遊べるパチスロ機」です。
メダルレスのコンセプト機は、こちら
「ユニバーサルカーニバル×サミーフェスティバル2018」で発表されたメダルレスのコンセプト機です。
メダルレスパチスロ機 市場投入は2022年春!?
遊技機メーカーの平和様の「2021 年 3 月期 決算説明会 質疑応答要旨」では、2022年の春以降に、メダルレスパチスロ機を市場投入する予定と発表しています。
ちなみに、Twitterで「メダルレスパチスロ」について、アンケートをとってみたところこんな結果になりました。
メダルレスパチスロどう思いますか?
— ban (@ban10969885) May 26, 2021
メダルレスパチスロ メリット・デメリット解説
メダルレスパチスロのメリットとデメリットを以下にまとめてみました。
メリット | デメリット |
ゴトの撲滅 | メダルを増やす楽しさが無くなる |
従業員の負担減 | ホールの出玉状況が把握できなくなる |
部品共通化によるコストダウン | 音で射幸性を高めることができなくなる |
ユーザーの利便性向上・衛生的 | パチスロ周辺機器が無くなる |
だれにとってのメリット、デメリットなのかひとつずつ、詳しく解説していきましょう。
メリット
メリットは以下となります。
メリットを受ける側が重要ですのであわせてまとめてみました。
メリット | 受ける側 |
ゴトの撲滅 | ホールさん |
従業員の負担減 | ホールさん |
部品共通化によるコストダウン | メーカーさん・ホールさん |
ユーザーの利便性向上 | 打ち手 |
これを見てお気づきでしょうか。
これ、打ち手側のメリットないじゃん。
ユーザーの利便性向上。
手が汚れなくなる。
メダル払い出し音がなくなる。
くらいですかね。
メダルの払い出し音で困っている打ち手っているんでしょうか?
パチスロを打つひとで、メダル投入がめんどくさいという方いらっしゃいますかね?
かなり謎ですね。
また、従業員さんの負担減とありますが、従業員さんの負担はほんとに減るのでしょうか?
一部だけメダルレスにした場合、従業員さんは「メダルレス専用のメンテナンス」、「従来機のメンテ七ス」の両方を覚える、対応する必要がでてきます。
むしろ、手間が増えてません?
全台メダルレスにすれば、理解できます。
さらに、大きいホールの場合、全設置台を従来機からメダルレスに変更する為の資金は、数億円単位になります。
数億単位で対応できるホールさんって、マ〇ハ〇さんくらいしかないんじゃないでしょうか。
中小ホールさんでは、とても対応できないです。
これがトータルで見てホールさんにとって、メリットだとは管理人は感じません。
ちなみに、参考ですがGreenbeltの記事「日工組と日電協関係者が規制緩和について言及」でメダルレスパチスロのメリットについて、以下の文章が掲載されています。
各担当者が開発の目的、基本システム、管理するデータの種類、特徴などを説明。
主なメリットについてメダルレス遊技機は「(メダルの持ち込みなど)ゴトの撲滅、(メダル清掃など)従業員の負担減、ユーザーの利便性向上」、管理遊技機は「(主にローテク)ゴトの撲滅、部品共通化によるコストダウン」などが挙げられた。
価格はメダルレス遊技機の場合、現行遊技機と比較し、ホッパーやセレクタが不要となる一方、メダルレスにすることで新たな部品が必要となるものの、現行遊技機よりは価格の抑えた遊技機ができるという。
一方の管理遊技機は、遊技機の本体枠が10万円、ユニットについては15万円を目安に開発が進められている。
開発者の方にとても聞きたい。
これ、メーカーさんの売上目線だけで開発してませんか?
打ち手は、ホールさんは、「メダルレス」を望んでる声が多かったのでしょうか?
なぞです。
デメリット
デメリットは以下となります。
デメリットを受ける側が重要ですのであわせてまとめてみました。
デメリット | 受ける側 |
メダルを増やす楽しさが無くなる | 打ち手 |
ホールの出玉状況が把握できなくなる | 打ち手 |
音で射幸性を高めることができなくなる | ホールさん |
パチスロ周辺機器が無くなる | メーカーさん |
これを見てお気づきでしょうか。
これ、打ち手側のメリットないじゃん。
あれ、デジャヴかな?
打ち手にとって、デメリットが大きいと感じるのはわたしだけでしょうか。
まず、一番感じるのは、「メダルを増やす楽しさが無くなる」です。
ひとつの楽しみとしてメダルを使って遊ぶのが好きな方は間違いなくいます。
メダルを借りるときのドキドキ感
メダルを入れるときの高揚感
ボーナスが当たってメダルが増えるときの高揚感
ドル箱にいっぱいメダルを積めるときの優越感
別積みされたときの優越感と満足感
いまは当たり前の話かもしれませんが、この当たり前がパチスロにはとても重要に感じます。
あらためて、開発者の方に聞きたい。
これ、メーカーさんの売上目線だけで開発してませんか?
メダルレスパチスロの本当の狙い(管理人の勝手な推測)
ここからは、管理人の勝手な推測です。
メダルレスパチスロの本当の狙いは、ずばり「遊戯機メーカーさんの売上増加の為」でしょう。
そう推測した背景は、新台販売台数の売れ行きです。
まずは、市場のパチスロ設置台数は以下となります。
2020年のパチスロ設置台数は「約157万台」となっています。
つぎに、市場のパチスロ販売台数は以下となります。
2020年のパチスロ販売台数は「約45万台」となっています。
ここから読み取れることは、パチスロ設置台数は「約157万台」に対して、販売台数は「約45万台」となっており、市場で設置されているパチスロの2/3(約100万台)は、中古台で購入、またはホールさんの在庫機種で対応していることがわかります。
要するに「新台は売れていない」ということです。
新台が売れない理由のひとつに6号機規制の問題があります。
6号機の規制である「出玉規制2400枚」、「有利区間1500G」などによって、ゲーム性の幅をもたせることがとても難しくなっています。
その結果、新台が売れなくなります。
新台が売れなくなると、遊技機メーカーさんの売上は上がりません。
パチスロの新台は、1台あたり30万円~40万円程度です。
しかし、中古台になると、1台あたり安いものであれば2万円~高くても10万円程度です。
※ジャグラー系や聖闘士星矢など急激に価格高騰してる、高騰した台は除きます。
しかも、中古台ですと、遊技機メーカーさんの売上にはなりません。
遊戯機メーカーさんの売上につながるのは「新台」しかありません。
しかし、売れない。
そこで、考えたのが「パチスロ台を根本から変えてしまう事」です。
パチスロ台を根本から変えてしまえば、ホールさんは、買わざるえません。
周辺機器も変更せざる得ません。
さらに、遊技機メーカーさんが本気で「メダルレスパチスロ」を買わせようとした場合、従来機と抱きかかえで販売する方法や、従来機の生産中止といった形にもすることはできます。
無いとは思いますが、仮に従来機を生産中止にして、全てのパチスロ台をメダルレスパチスロ機に変更できた場合、メダルレスパチスロ機を1台あたり30万円で設定したとすると、遊技機メーカーさんには以下のような売上が見込めます。
1台あたりの単価 | 市場設置台数 | 総売上額 |
30万円 | 約157万台 | 約4710億円 |
現在の販売台数の売上と比較すると以下となります。
上段が従来機の売上額となります。(1台あたり40万円で価格設定)
中段がメダルレス機の売上額となります。(1台あたり30万円で価格設定)
下段が差分となります。
1台あたりの単価 | 販売設置台数 | 総売上額 |
40万円 | 約45万台 | 約1,800億円 |
30万円 | 約157万台 | 約4,710億円 |
-10万円 | +約112万台 | +約2,910億円 |
遊技機メーカーさんには、+約2,910億円の売上増加が見込めます。
遊技機メーカーさんの売上が減少している中で、売上を上げるための一発逆転の策になります。
わたしが遊技機メーカーの役員層なら、従来機からメダルレス機に替えたいと考えます。
管理人が考える「メダルレスパチスロの本当の狙い」はこれです。
※管理人の独断と偏見です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「【パチスロ】元スロプロが語る!メダルレスパチスロのメリット、デメリット徹底解説!」をご紹介させて頂きました。
メダルレスパチスロ。
一体だれのための遊技機なんでしょう。
管理人は、考えれば考えるほど、打ち手にはメリットが無いと考えます。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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