管理人のbanです。
今回は、「【パチスロ懐かしい機種】当時の山佐の1つの完成系~ビッグウェーブ~」をご紹介させて頂きます。
ボーナス判別はイカチェック!?
それではどうぞ
衝撃的だった4号機パチスロ台「ビッグウェーブ」
衝撃的だった4号機「ビッグウェーブ」です。
機種概要をまとめてみました。
項目 | 内容 | |
筐体画像 | ||
メーカー | 山佐 | |
登場時期 | 1998年 | |
仕様 | A-400 | |
リール配列 | ||
機械割 | 設定 | 機械割 |
設定1 | 94.2% | |
設定2 | 96.4% | |
設定3 | 98.5% | |
設定4 | 100.5% | |
設定5 | 102.4% | |
設定6 | 104.2% | |
●特徴1 | 当時の山佐の一つの完成系とも言える台 | |
その1 | スペックに裏打ちされた連荘性はビッグ主体の連打 | |
その2 | それに付け加えた分かり易いゲーム性 | |
●特徴2 | イカチェックとリーチ目の織り成すゲーム性 | |
その1 | イカ揃いでボーナスチェック!? | |
その2 | 老舗山佐のリーチ目も多数あり | |
●特徴3 | 決してプロ御用達では無かったが一般受けは良かった | |
その1 | 誰もが記憶に残ってるイカの台はホール的にはどうだったのか? | |
その2 | 誰でも分かり易くアツくなれるスペックとゲーム性 |
特徴その1:当時の山佐の一つの完成系とも言える台
スペックに裏打ちされた連荘性はビッグ主体
この台を語る上で忘れてはならないのは「スピード」と「ターボ1000」と言う台の存在です。それを踏まえて出玉率を見てみるとやはり数字の上ではどうしても低スペックの様に感じてしまうのがこの台です。
設定 | 機械割 |
1 | 94.2% |
2 | 96.4% |
3 | 98.5% |
4 | 100.5% |
5 | 102.4% |
6 | 104.2% |
しかしながら、過去においても現在においても「出玉率だけでその魅力は語れない」部分があります。例えば打感であったりゲーム性であったり、その魅力を語る上ではやはり実際に打ってみるのが一番なんですけどね。
この台はまさにその典型でして、個人的には当時の山佐の一つの完成系でここに行きついたんじゃないかなと思う部分が大きいです。注目すべきはボーナス確率。
設定値 | BIG | REG |
設定1 | 1/240 | 1/431 |
設定2 | 1/372 | |
設定3 | 1/327 | |
設定4 | 1/292 | |
設定5 | 1/264 | |
設定6 | 1/240 |
スペック面は山佐の「スピード」を完全踏襲しており、「BIG確率は全設定共通1/240」と言うスペックで、REG確率も設定1でも1/431とかなり高めの設計になっています。
当然の如くどこかで帳尻があっているのですが、通常時のベースで、小役目押しの効果もあまり無く1k/27G程度と、Aタイプ機にしてはかなり回らない仕様。ちなみにJAC払い出しも14枚なので平均獲得枚数も若干弱めです。
スピードもそうでしたが、この台のコンセプトはとにかく「高確率によるボーナス、BIG連打の爽快感」で、スピードの硬派な見た目と違いリール絵柄もイカやヤシの木、丸みを帯びた7絵柄などキャッチーな感じになっていますが、その中身はかなり過激な仕様となっています。
実際問題裏物以外でボーナス連打を演出しようと思ったらBタイプにするとか、こういう仕様にするしか無かったっちゃ無かったんですけど、スピードの受けの良さからこのスペックでの続編となったんじゃないかなと当時思っていました。
それに付け加えた分かり易いゲーム性
山佐の台にはもう一つ特徴があって「技術介入性に消極的」と言う部分。良く言えば万人平等且つ分かり易さの追求と言うものがあった様に思います。
技術介入面に関してはかなり薄く、リプレイハズシやDDTはほぼ効果を期待できません。
スピードは硬派なスペックにリーチ目タイプと言う王道仕様でしたが、ビッグウェーブに関してはそこに「誰でも取っつきやすいチャンス告知」を取り入れました。それが次項に解説する「イカチェック」の存在。
以前ターボ1000の時に書いたんですが、「上部LEDによるチャンス告知」を搭載したことでさらに遊び易さを前面に押し出した感じに仕上がっています。
確かにコイン持ちは悪いので、少々ついてないと投資がかさむ傾向にあるかもしれませんが、「BIG確率が全設定共通」「合算確率も相当高い」この仕様は「当たりやすいは面白い」と言うパチンコ・スロットにおける一つのニーズとして受け入れられたんじゃないかなとは思います。
実際設定があるかないかなんか分からない台が猛爆している事もちょいちょいあったので、ツボにはまった時の連打はなかなかに爽快ですよ。
特徴その2:イカチェックとリーチ目の織り成すゲーム性
イカ揃いでボーナスチェック!?
通常時に時折揃う「0枚役のイカ絵柄」。これが揃うと上部LEDランプが某番組の合否判定ランプの様に左から右へ点灯して行きます。(ターボ1000の項で解説したあれですw)判定結果は以下のようになります。
項目 | 内容 |
ランプ点灯10個以下 | はずれ |
ランプ点灯10個以上 | ボーナス確定 |
ランプ点灯12個 | ボーナス確定+BIG確定 |
0枚役のイカは「揃うとLED始動」の役割を担うだけで、別にリーチ目でも何でもないです。しかしながら左リールに意味ありげな3連イカと言う配列があります。
結論から言うと3連イカ=イカ揃い確定。もし揃わなかったらリーチ目となります。しかしイカ揃い=ボーナスのチャンスとなるのも事実なのでLEDに一喜一憂できるわけです。
因みにボーナス成立後は積極的にイカを引き込もうとする制御が働くようで、イカ揃いは素直にチャンスとなりますし、成立プレイでもイカ揃いが発生するかは忘れたんですけど、逆を言えば特定個所を狙うとイカ揃いを誘発できるポイントもあったと思います(当然信頼度は低い)。
老舗山佐のリーチ目も多数あり
結論から言うとこの台は前述した通り小役目押しの効果がほぼ無いので、全開フリー打ちで打つのが楽しいと思います。
リーチ目はボーナス図柄の一直線が基本なんですが、結構複雑な感じで「BAR・BAR・7」とかの伝統系は鉄板だと思うんですけど、一直線系はBARが絡むと中段ラインでもかなり弱かった記憶。
個人的には良く分かってなかった頃はオリンピアのジョーカーとかじゃないけどチャンス目感覚でリーチ目を考えつつ、怪しい目が出たらイカチェック狙いみたいな打ち方をしていた記憶がありますw
スピードはイカに相当するホイールが3枚役で、尚且つリーチ目を知っていないと成立に気付けないのでDDT効果もあったものの、難しい部分をそれなりに排除してみる→難しい事は考えずとりあえず回す→出目や告知に一喜一憂と言う楽しみ方が出来るようにしたのは当時の山佐の考え方が良く表れているなと思いました。
特徴その3:決してプロ御用達では無かったが一般受けは良かった
誰もが記憶に残ってるイカの台はホール的にはどうだったのか?
僕が昔の台の話を誰かとしてる時に「昔さ、イカが揃うと当る台があってさ」みたいな話になる事がちょいちょいあったんですけど、設置に関しては結構あった気がするんですよねこの台。
自分が通っていたホールにも結構あったし、常連さんと話している時も「昨日あの台裏物ちゃうの!?って言うぐらいバカバカ当たっとったで!」みたいな会話もしてました。
それに加えて、新台入れ替えの対象にもならず割と息は長かった気もします(これに関しては現在に比べると入れ替えスパンの長かった当時なので記憶は曖昧ですが)し、実際に通路って言うわけでもなくある程度の客付きでしっかり稼働してたイメージ(BC20000の項で書いたけど、あの台俺しか打てなかったしw)です。
ホール目線で見ると「コイン持ちが悪い=売上が上がりやすい」となるわけで、そこそこ稼働があればちゃんと売りは立ったんじゃないかなと勝手に想像してます。
逆にユーザー目線で言うと「とりあえず当りやすい」事と「自力連打で1000枚~2000枚程度の波はちょいちょい来る」ので、遊び易さと一発を兼ね備えた良い台に思う人も中には居たのかなと。
プロ目線は省略でいいですかね?w
良い様に書くとこうなるんですけど、逆を言えばホール的には「誤爆されるとめんどくさい」、ユーザー的には「当たらないと普通の1.3倍ぐらい金使う」と言う側面も持ち合わせてはいるんですけどねw
誰でも分かり易くアツくなれるスペックとゲーム性
よくよく考えると、こう言う台ってあんまり無いんですよねこの辺の時代。やたら辛い台って結構あった記憶はあるんですけど、バランスが取れたうえで辛い台とでも言うか。
ビッグウェーブに関しては先述した通り「どちら目線でもそれなりに良い台」と言うある意味神バランスで登場してるんですよねこれw
この辺りに当時の山佐の気概を感じるのですが、以降時代が進むにつれて「大量獲得機」や「CT機」と言った「目押しを駆使する事を前提とする台」に人気が集まるようになって行きます。
当然時代の流れに沿うように山佐も「ビーバーX」辺りからかな?「花月」「ツーペア」「ピンクパンサー3」と言った技術介入機をリリースしていくようになって行きます(この辺も機会があれば書いてみます)。
しかしながらこのLED告知は「ビーバーチェック」「こいこいチェック」等のチャンス予告や、CT機であったピンクパンサー3では「CTジャッジ」として活躍しています。
ターボ1000からこの伝統のチャンス告知機能にスピードのスペックを兼ね備えたこの台なんですが、やはり辛目のスペックのせいかプロは見向きもしなかったのは頷けるんですけどね。
でも思うのは「遊技機」として見た場合の評価。個人的にはタイトルにもある様に「当時の山佐の一つの完成系」だと思うぐらい良い台だったと思います。プロが好んで打つような台ではないものの、一般ユーザーやホールに受け入れられた台としては十分記憶に残る台なんじゃないかなと思うわけです。
当時エンジョイ勢だった自分もちょいちょい打ってましたし、好きか嫌いかと言われたら好きな部類に入る台だと思います。ガチ組からは「何やってんだあいつ?」みたいな目で見られてましたけど、大きく負けない程度にねw
読んで頂いた皆様がお近くのスロゲーセンに足を運ぶきっかけにでもなればこれ幸いと言う事で、本日はこの辺で。
いかがでしたでしょうか。
今回は、【パチスロ懐かしい機種】分かり易さと一撃連打を生み出すそのスペック~ビッグウェーブ~をご紹介させて頂きました。
どの機種も懐かしいですね。懐かしい機種を振り返るとまた打ちたくなってきますねwゲームセンターで懐かしいと感じながら打ったら楽しいですよw
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
筆者・エイりやん
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