今回は「【パチスロ懐かしい機種】音楽著作権を無視して〇’zを違法利用!?〜ローズフラッシュ〜」をご紹介させて頂きます。
本機は以前ご紹介したマネーゲームの時に少しお話した「版権無法地帯」を象徴するような台となっています。
それではどうぞ
衝撃的だった4号機パチスロ台「ローズフラッシュ」
まずは基本スペック等々からどうぞ↓
項目 | 内容 |
筐体画像 | |
メーカー | パイオニア |
登場時期 | 1999年5月 |
仕様 | A-400 |
リール配列 |
設定値 | BIG | REG | 出玉率(フル攻略) |
設定1 | 1/309.1 | 1/655.3 | 88.8%(93.2%) |
設定2 | 1/292.5 | 1/655.3 | 91.1%(95.7%) |
設定3 | 1/282.4 | 1/655.3 | 92.6%(97.4%) |
設定4 | 1/268.5 | 1/655.3 | 94.8%(99.8%) |
設定5 | 1/248.2 | 1/655.3 | 98.6%(103.9%) |
設定6 | 1/240.9 | 1/381.0 | 106.3%(111.8%) |
特徴1 | 技術介入性はかなり高いがスペックは辛目!? |
その1 | ゲーム性はスベリと美麗な告知システム |
その2 | パイオニア独特の技術介入は「チェリーをお得に取る」 |
特徴2 | ハズシ効果はそこそこ高い上にオートマチックで誰でも簡単!? |
その1 | メーカー公式名「オートマックスシステム」とは? |
その2 | 案外この機能って受け継がれるのは遅かった? |
特徴3 | 版権無法地帯!?圧倒的聞き覚えのあるサウンド!? |
その1 | シーマスターを打っていたその日、どこからともなく聞こえてきた音 |
その2 | 駆け寄ったその島にあったローズフラッシュは・・・・ |
技術介入性はかなり高いがスペックは辛目!?
その1 ゲーム性はスベリと美麗な告知システム
僕がこの台と出会ってからちょいちょい打つようになった理由は後述するんですが、打っているうちにだんだんとそのゲーム性が良かったって言うのを実感して行った気はします。割と単純なんですけど。
まず通常時、取りこぼす役はありません。フリー打ちでジャンジャン回してもオッケーです。後に発覚した技術介入性は後述します。
で、この台テーブル制御なのかコントロール制御なのか分からないんですが(コントロールっぽいけど)、停止時にスベリを伴うと「小役orボーナス」となり、左はチェリーをかわすためにスベるので厳密には「第2、第3リールがスベれば」となります。
で、この時に注目して頂きたいのは音。タコスロとかウィルスショック等のユニバ系にもあった「スベリを音で表現する」機能が搭載されています。普通の停止音が間延びしたような感じでプワァァァァンみたいな感じで鳴って止まります。これによってスベリを認識しやすい親切設計。
なので普通に楽しむ分には適当にガンガン回すのがおすすめです。根本的に成立役を最大限引き込むのでずるっと来たらアツイって言うのはオールドユーザー的にはシンプルで楽しい+音でもそれが表現されているのはとても良いと思います。
パイオニアの台と言うと現代で代表的なのはハナハナとかの完全告知系なんですが、当時のパイオニアはそんな事もなく、むしろブンブンブンとかベジタンVみたいな出目偏向の機種もあったし、シティーボーイの技術介入性が話題になったり、色々出してました。
小役ナビ的な物も存在し、リールの下にあるドットみたいなランプがレバオンと共に点滅すると「チェリー以外の小役orボーナス」となるのでチャンス。完全告知では無い台なのでここでチェリーが出て「あ!」ってなった事もまあまああったりしましたね。
この台は告知機能を搭載しているものの、成立後の10分の1でしか告知しません。告知音と共にリールがブラックライトに切り替わりお馴染みの箇所にあるバラのランプが点きます。もう一つ特徴的なのはボーナス絵柄(7だけだったかな?)に蛍光塗料が塗ってあり、ブラックライトに反応してきれいに浮かび上がり目押しもしやすくなります。
この告知が結構綺麗なんですよ。まあその前に気付いちゃうことも結構あるんですけど、一見の価値ありかなと。因みにその後のパイオニア台には標準装備されたような記憶があります。その前からあったとしたら僕は打ってないんであんまり良く分からんのですが(ハイシオの時はもうあったんでしたっけ?w)。
その2 パイオニア独特の技術介入は「チェリーをお得に取る」
では技術介入面をちょっと掘り下げて行くんですが、この台フリー打ちで小役を取りこぼすことは無い台なんですがDDT効果が非常に高い台でもあります。
この時点で「取りこぼさねーのにDDTとか何言ってんだコイツ?」ってなりそうなんですけど、実際に効果があります。秘密はチェリー。多分同一フラグなんでしょうけど、この台は順押しの場合「チェリーを毎回角にビタ押しすると必ず4枚で取れる」と言う攻略があります。
パイオニアは僕の記憶ではチェリーに絡む要素が結構多いイメージで、シオサイをハサミ打ちすると必ず連チェリーで払い出しが受けられるとかそういうのもあったような気がするんですが他の台でもそういうのあったんですかね?パイオニアプロじゃないんで知ってる方は是非ダメ出しして下さいw
で、毎回順押しでチェリーをビタ押しするのもなかなか面倒ですよね。そこで発見されたのが通常時中押し手順。
中→左→右の順で押すんですが、ここでも出目と音で判別していく感じになります。スベリを伴って中中リプ停止で「小役確定」となるので左→右の順で押す。この時「チェリーは中段ビタしない限り必ず角で停止する」と言う特徴があるので順押しより労力が大幅に軽減されると言う塩梅。
で、それ以外が停止するとどうなるのか?根本的に「ハズレorボーナス」となるので、スベリ+中中リプ以外は問答無用の1確となります。
実益を取るなら断然中押しなんですけどね。個人的には完全別ゲーになっちゃうので順押しのが好きだったんですけど、どっちにせよ僕が打ってたのは裏物だったんでその辺は割と気にせずに打ってた記憶がありますw
ハズシ効果はそこそこ高い上にオートマチックで誰でも簡単!?
その1 メーカー公式名「オートマックスシステム」とは?
ローズフラッシュはBIG中の技術介入要素も高いうえに、誰でも簡単にリプレイハズシをする事が出来るのがメーカーのウリでした。名付けてオートマックスシステム。
一言で言えば「BIG中は逆ハサミ打ちでハズシも小役獲得もフリー打ちでカバーできる」と言う仕組み。たったこれだけで+30枚程獲得枚数の上乗せが出来るんだから凄い話なんですけどね。
BIG中は通常時6枚の小役が10枚にグレードアップされるのでその効果も高かった・・・んですけど、何故か僕の周りはやってる人が少なかったw
裏物だったと言う確証が無いと言うか、僕が打ってた台は普通にBIG中小役出たんだけどなぁ。あれはノーマルだったのか良く分からないんですけど、効果は普通にあった。けど客層がじいちゃんばあちゃんとかそんなんばっかだったからなぁ。
その2 案外この機能って受け継がれるのは遅かった?
オートハズシの台ってこの頃は画期的だったんですけど、それ以前に何かあったっけ?と考えても全然思いつかなかったんですよ。
で、パチスロ業界初まとめ様で調べたらどうやらこのローズフラッシュと兄弟機のキンバリー30が初の様です(全然知らんかった)。
これは画期的で優しいシステムだなと思ったんですけど、以降受け継がれたのってだいぶ後だったように思うと言うか、これはこれである意味「物足りなかった」感もある気はするんですよね。
例えば僕の好きなビーマックスを例に挙げると、BIG中は基本ビタハズシが前提(アシストで2コマになることもある)なんですけど、これはこれで面白いんですよ。緊張感があってその見返りも大きかったし、何より攻略してる感があった。
当時まだそこまで目押しが上手くなかった(僕が本気で目押し練習したのは平和のルパン三世でした)自分なんですけど、やっぱり当時の台のBIG中は目押しで攻略してる感が強い台が多かったし、人気もあったんですよね。
そう考えるとオートハズシが普及しだしたのって記憶の中ではST機が主流になってからの様な気もしなくも無いんですけど、正直その辺は思い出せません(本当にすんません適当でw)。山佐のナイツとかはオートハズシだったような気がしなくも無いんですけど・・・・。
そう言えば5号機が主流になってから会社の後輩のスロ好きな奴に「4号機が打ってみたい」と言われてニューオオネさんの3Fに遊びに行ったことを思い出しました。
色々技術介入機を打たせて、帰りに出た感想は「めんどくさい台が多かったんですね」でしたからねw
確かにそうかもしれないんだけど、それで勝てた時代だからw
版権無法地帯!?圧倒的聞き覚えのあるサウンド!?
シーマスターを打っていたその日、どこからともなく聞こえてきた音
ローズフラッシュとの出会いはまだ僕が名古屋でパチ屋の店員をしてた頃でした。
その時は栄(地名。名古屋市中区栄。)の小さいスロ専に勤務してて、早番だと17時ぐらいに終わるんで向かいの大型店で打ったりしてたんですけどその日は確かシーマスターを打ってたんですよね。
で、いつも通り打ってたんですけど数日前に入れ替えがあったっぽくて、そのコーナーには大体裏物が入ってたんですよ。だからスルーしてたんですけど、シーマスターがあったのがそのコーナーの真裏だったんですよね。
一応チラ見して、下パネルにでかい花の柄で筐体はパイオニア。となると当然想像するのはシオサイの裏・・・多分一生俺は用事が無い台だろうな・・・と思ってその日はシーマスターを打ってたんだと思うんですよ多分。
ところがですよ・・・裏の島のローズフラッシュから聞こえてくるんですよ・・・・どこかで聞いたような音楽が・・・・
強烈な違和感を感じてローズフラッシュのコーナーに行って、当ってる人の後ろで音楽を聴いてたんですけど、すぐに強烈な違和感の正体に気付きます。
「え・・・・・これって・・・・バッ〇ミュ?さまよえる〇い弾丸???なんなんこの台?????」
はい。このローズフラッシュなんですけど、ファンファーレからBIG中の小役ゲーム、JACゲームに至るまでサウンドが全て某有名ロックバンドの名曲なんですよ!!
筆者はこのバンドの大ファンでして(正直名前を出していいのか分からんので。〇’zとだけ)、サウンドを聞いた瞬間になんだこのかっこいい台!!って思っちゃったんですよw
と言うか、これこそ権利関係とかどーなってんのよ!?って思ってしまったんですけど、どこにもJASRACマークは確認できなかったわけでw
この頃の台はそういう事結構あったんですよねw前にも書きましたけど特にサミー系に多かった記憶が(ジャパン2とか祭とか割とモロに分かるレベルの物があった)あるんですけど、遂にこんな台が・・・と衝撃を受けて、これはシーマスターなんか打ってる場合じゃないとすぐさま移動したのを覚えてます。
駆け寄ったその島にあったローズフラッシュは・・・・
さてまあ期待を胸に打ち始めるんですが、裏物だけあって(?)まあ回らない。周りの人を見てると結構出てる台もあるんですけどハマってる人は800とかザラに回してる。
これだけで裏と断定するのもどうかと思うんですけど、なんせこの店のこの島は裏物コーナーってのが通説だったんでね。ちなみにローズフラッシュの前任はパピードッグ(ベルver)でしたからw
でまあ恐る恐る打ち進めて行くうちに投資がえらいことになってった記憶があって、それでも「一回ビッグを揃えたい!」と言う気持ちだけで打ってましたね。ちなみに周りから聞こえてくる音でファンファーレも絵柄によって違うことが判明したので3回ぐらいBIG引かないと・・・と言うプレッシャーも追加されましたw
今思うと当時の俺アホだなあと思ってしまうんですけど、それぐらい衝撃的でしたからね。まさか自分の好きなアーティストの曲がパチスロに搭載されてるとか夢にも思わないじゃないですか。
で、30kぐらい使ったところでようやくBIGを引き当てまして、7を揃えた瞬間にビビっときちゃうんすよ。カッコよすぎだろ・・・・
で、運良くそこから4連ぐらいして楽曲も十分に堪能できて、被害も最小限で済んでほっとしながら帰宅したのを覚えてますねw
それからと言う物、出来たらノーマル高設定が打ちたいと思いつつも色々探してみたんですけど結局この店にしか設置が無くて、攻略雑誌の裏物ページとかも読んでみたんですけどかなり凶悪な仕様みたいな記事しか無くて。
それでも音聞きたさにたまに打ってはどえらい目にあった記憶しかございません。が、打っている間に徐々にその面白さにハマって行った記憶もあります。単純にボーナス後に滑っただけでもう激アツなわけですし、裏物だったとしたら余計にこのゲーム性はマッチしてたのかなと今思うとそう感じる部分もありますね。
まあ収支はとんでもなくマイナスでしたけどwでもね、悔いは無いんです。パチスロにおけるサウンドも僕的には重要な位置付けにあるんで。
最後に各種サウンドを表にまとめておくのと、参考になる良い動画がYoutubeにあったのでご紹介しておきます。
状況 | 流れるサウンド |
7・BAR揃いBIGファンファーレ | 愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない(っぽい曲) |
バラ揃いBIGファンファーレ | LOOSE(に似てる気がする曲) |
BIG小役ゲーム中 | BAD COMMUNICATION(の様な気がする曲) |
JACゲーム中~終了音 | さまよえる蒼い弾丸(のオマージュ的な曲) |
権利関係の都合上あくまで「そんな気がする」と表現してるんですけど、まあ実際に聞いてみるとアウトだろどれもw
(参考動画)
PUPPYチャンネル様、ローズフラッシュ動画
と言う事で、僕とローズフラッシュの思い出でした。結局ノーマルは打てず仕舞いだったんですけど、スロゲーセンで見かけたら打ってみたいです。
皆様がスロゲーセン様に足を運ぶきっかけになればこれ幸いと言う事で、今回はこの辺で。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「【パチスロ懐かしい機種】音楽著作権を無視して〇’zを違法利用!?〜ローズフラッシュ〜」をご紹介させて頂きました。
どの機種も懐かしいですね。
懐かしい機種を振り返るとまた打ちたくなってきますねw
ゲームセンターで懐かしいと感じながら打ったら楽しいですよw
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
作成者:エイリやん(@ikaruga0314)
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