今回は「【パチスロ懐かしい機種】5号機時代が始まった!?衝撃だった5号機~新世紀エヴァンゲリオン~」をご紹介させて頂きます。
4号機の終焉!?そして5号機時代のはじまり!?
それではどうぞ
衝撃的だった4号機パチスロ台「新世紀エヴァンゲリオン]
まずは基本スペック等々からどうぞ↓
項目 | 内容 |
筐体画像 | |
メーカー | Bisty |
登場時期 | 2005年9月 |
仕様 | 5号機ノーマル+RT |
リール配列 |
設定値 | BIG | REG | 出玉率 |
設定1 | 1/451.9 | 1/1310.7 | 96.7 |
設定2 | 1/428.3 | 1/1236.5 | 98.5 |
設定3 | 1/397.1 | 1/1170.2 | 100.8 |
設定4 | 1/374.1 | 1/1110.7 | 103.3 |
設定5 | 1/358.1 | 1/1057 | 105.8 |
設定6 | 1/358.1 | 1/1057 | 108.5 |
特徴1 | 5号機デビュー!実際は華々しくはなかったその時代背景とメーカーの試行錯誤 |
その1 | 4号機と5号機が共存していた二年間。お客さんの反応は? |
その2 | 既定の大幅な変更とメーカーの試行錯誤 |
特徴2 | 今までの常識が根底から覆った・・・ボーナスシステムと引き込み優先 |
その1 | 規定枚数方式は実は3号機以前のシステム |
その2 | ボーナス成立後が最大の技術介入?他人と差が付く小役抜き |
特徴3 | 5号機黎明期のノーマル機の方向性を決定づけたエヴァンゲリオン |
その1 | 遊べる5号機のプロトタイプながらも、後発機のお手本になった基本仕様 |
その2 | 小役をカウントして設定推測をするスタンダードがここに始まった |
5号機デビュー!実際は華々しくはなかったその時代背景とメーカーの試行錯誤
その1 4号機と5号機が共存していた二年間。お客さんの反応は?
4号機の時代なんて言うと皆さんのイメージがどうなのかは個人差があるんでしょうけど、まあ紆余曲折ありまして警察が「お前らやりすぎだ!」ってなって、2004年の夏頃だったと思うんですけど5号機にしなさいって言うレギュレーションが発表されました。(適当すぎますかね?w)
確かに、2000年頃から登場した爆裂AT機辺りから流れがおかしくなったのは良く分かるんです。しかも設定6はエクストラみたいな仕様も多くて、本当に色んな意味で狂乱してたなぁと当時ホール店員だった時の記憶が蘇ってきます。
その5号機の発表から約1年後にいよいよ5号機が登場するって言う話になって、タイトルが「CR花月伝説」と言うパロット機と、もう一台が「新世紀エヴァンゲリオン」。エヴァンゲリオンはその前の年にCRパチンコで結構なヒットを飛ばしており、ホールでの認知度も高かったため、インパクトは十分でした。
パロット記事はこちら
で、実際に設置が始まったんですけどお客さんの反応は・・・(自分の周りの反応は)すこぶる良くなかったwゲーム性がノーマルだったので出玉面は仕方ないものの、周りから聞こえてくる声は「やたら回るけど全然当たらん」みたいな声が多かったです。実際自分も打ってみてそう思った節はありましたw
画像 | 50枚あたりの回転数 |
33回転 | |
45回転 | |
差 | 12回転 |
最終的にはこの台にお世話になる事になったんですが、その話は最後の節で書こうと思います。
その2 既定の大幅な変更とメーカーの試行錯誤
パチスロの新時代においてユーザーもですけど、メーカーはもっと混乱したんじゃないかなと思います。今までと全く違うレギュレーションで型式試験を通さなければいけない。それでいてユーザーが満足する台を作る・・・5号機黎明期の台を見てると本当にその苦労が感じられる台が多いです。
プレイヤー目線でざっくり4号機との大きな違いを纏めると↓
項目 | 内容 |
1 | ストック機能仕様不可能 |
2 | ビッグ1回の最高獲得枚数の抑制 |
3 | ビッグの消化方法 |
4 | ボーナスは1絵柄につき1フラグ用意しなくてはいけない |
5 | 使用できる絵柄は10個まで |
6 | 爆裂AT機は実質封殺 |
7 | リールの視認性を妨げる機能の禁止(バックライトフラッシュ等) |
8 | 引き込み優先順位の変更(リプレイ>ボーナス>小役) |
全部の内容を掘り下げると膨大な文字数になるので気になる方はセルフでお調べをお願いしたいんですけど、ごく簡単に言うと「遊技に戻せ!」と言う強い意志が感じられる内容とだけ(笑)。
ただ規制だけでなく緩和された部分もあり、その大きな一つはやはり「フラグの重複」だと思います。エヴァには搭載されておりませんでしたが、その後メーカーが試行錯誤して色々な重複を考え、5号機のゲーム性を向上させる大きな要因になった部分だと個人的に思っています。
今までの常識が根底から覆った・・・ボーナスシステムと引き込み優先
その1 規定枚数方式は実は3号機以前のシステム
4号機のビッグボーナスには「期待値方式」と言うシステムが採用されていました。一言で済ませると「30G以内の展開で獲得枚数が大きく変動する事もある」です。ところが5号機ではレギュレーションが大きく変わり「最高獲得448枚の純増方式」に変更されました。
これも簡単に言うと「機種によって変わるが誰が打っても規定枚数までしかほぼ出ない」と言う仕様になりました。これは5号機になって初めてそうなったわけではなく、3号機以前は全部この仕様でした。
エヴァンゲリオンのBIGは展開によって少々変わるものの、概ね360枚程度。払い出しに直すと465枚なのでこれは5号機既定のギリギリぐらいの獲得枚数です。出玉のボリューム感は4号機ジャグラーとさほど変わらないのですが、5号でこの仕様だとやたらボーナスを重くしないと台として成立しなくなっちゃうんですよね。
画像 | BIG1回あたりの獲得枚数 |
約360枚 |
その1 ボーナス成立後が最大の技術介入?他人と差が付く小役抜き
エヴァンゲリオンだけでなく、この頃の五号機の攻略要素として外せないのは「ボーナス成立後の小役抜き」です。4号機や現行の6号機等と違い、黎明期の5号機は先述の通り「ボーナス成立後はボーナスを優先して引き込む」ため、ボーナス成立後に揃える段階で成立した小役は取りこぼしてしまう仕様でした。
ちなみに小役抜きの一例として「ファンキージャグラー2」のぶどう抜き方法を以下に紹介します。
画像 | 小役抜き一例 |
こちら |
「揃える際にベルなどの小役成立を見抜きつつ、小役の時はボーナスを外して小役を取り、ノーフラグの時は揃えに行く」と言う技術介入が生まれ、ジャグラーのブドウ抜き等に代表される打法として後のスタンダードになっていくことになります。
5号機黎明期のノーマル機の方向性を決定づけたエヴァンゲリオン
その1 遊べる5号機のプロトタイプながらも、後発機のお手本になった基本仕様
ゲーム性としてはノーマル+RT。ただ冒頭のスペック表を見てもらえれば分かるんですがとにかくボーナスが重め。しかしながら抜群のコイン持ちで通常時は設定1でも1k/46Gと言う驚異の数値。「短時間で極端に大負けせずに長時間遊んでもらいたい」と言う部分をイメージしたのかなと個人的に思っています。
画像 | 50枚あたりの回転数 |
45回転 |
続いて通常時。基本は小役ナビ系の演出で、揃わなかったら演出発展orボーナスと言った流れが基本。しかしながらチャンス予告系の演出や数多くのプレミア演出、タイトル予告(英語だと確定だったっけ?)、次回予告(そんなに強くない)等があったり、通常ステージも3種類あってステージ毎に演出を変えたりと各所に飽きさせない様な工夫が施されています。
後は、先述したボーナスフラグに関する話なのですがこの台は赤・青・黄の三種類のBIGがあり、成立した色のボーナス以外は揃わない様になっており、「青確定リーチ目」、「黄確定リーチ目」、「赤確定リーチ目」が存在しており、マニアックな要素も搭載されていました。
その1 小役をカウントして設定推測をするスタンダードがここに始まった
エヴァシリーズで忘れてはいけない要素の一つはやはり「小役のカウント」だと思います。ある意味初代エヴァはこの部分がかなり尖っていたために設定推測がかなり容易でした。
設定値 | ベル確率(10枚) | スイカ確率(5枚) |
設定1 | 1/7.2 | 1/128 |
設定2 | 1/120 | |
設定3 | 1/114 | |
設定4 | 1/7.1 | 1/108 |
設定5 | 1/6.9 | 1/103 |
設定6 | 1/6.5 | 1/100 |
設定1と6でかなりの開きがあるため、ここを目安に設定推測をしていた方は多く以降のエヴァシリーズ、又他のノーマル機でもメイン小役のみならず特定の小役に設定差を設ける事で設定推測を一つのゲーム性として持ってく機種が増えていきました。
とは言え、やはり黎明期・混在期に登場した一台だけあってなかなかに世間の評価は厳しかったです。が、2年後に登場した本機の後継機は世間の支持と期待を大きく受ける一台として後世に名を残す事になります。それはまた別の機会に書いて行こうと思います。
懐かしいと思って頂き、近くのスロゲーセンに足を運ぶきっかけにでもなればこれ幸いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「【パチスロ懐かしい機種】5号機時代が始まった!?衝撃だった5号機~新世紀エヴァンゲリオン~」をご紹介させて頂きました。
どの機種も懐かしいですね。
懐かしい機種を振り返るとまた打ちたくなってきますねw
ゲームセンターで懐かしいと感じながら打ったら楽しいですよw
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
作成者:エイリやん(@ikaruga0314)
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